「職場の人とのコミュニケーション上のストレスの影響から食欲が止まらない・・・」
というくらいに、食べることでストレスを発散したことはないでしょうか。
その結果、「頬にも顎にも、さらに、二の腕や、お腹周りにも、
脂肪がついてブヨブヨで・・・」という悲しいことになってしまいます。
このように、ストレスから暴飲暴食やドカ食いをしてしまうという方は
少なくないようです。
そして、太ってしまった後は「どうにかスリムになりたいと、考えているのですが、
どうにもこうにも、運動する暇がありません」と、ダイエットに悩む毎日で、
今度はダイエットによるストレスが溜まってくるかもしれません。
こんな時、「簡単にスリムを手に入れる薬があったらいいのになあ・・・」と、
思ってしまうのではないでしょうか。
大変な思いをしないで、しかも簡単で楽に痩せる薬があるのなら、
10万円でも20万円でも、安い買い物になるでしょう。
それくらい切羽詰って、藁にもすがる思いなのでしょうが、
残念ながら、そんな魔法のような薬は、現在の医学では存在しません。
よく深夜のダイエット商品紹介番組などで、
「○○を飲むだけで楽に○キロは痩せる・・・」
「○○エクササイズを実践すれば、あっという間に○キロ痩せる・・・」などと、
大々的に甘い謳い文句を並べ、
痩せたいと願う人達を惹きつけるダイエット法を紹介していますが、
実際は、医学的、物理的に考えて、
ありえないようなウソやまやかしばかりのものが多く存在し溢れ返っています。
そもそも、楽な生活を何年も続けた結果、太ってしまった方が、
そう簡単に痩せられるわけがありません。
また、毎日、余計に食べ続けて蓄積したカロリー量を考えれば、
ほんの数日で燃焼できるわけがない・・・と、冷静になって考えれば分かることです。
本当に痩せたいと願うなら、魔法のようなダイエットを求めるのは止めて、
まずは、ダイエットの基本について学ぶ必要があります。
ダイエットの基本中の基本は、
1日あたりの総摂取カロリー量が総消費カロリー量を上回らない赤字収支の生活を
続ければ痩せるということです。
ですが、毎日の食事量を極端に減らすような無理な食事制限によるダイエット法は
絶対に行わないようにしなければなりません。
とりあえず、手っとり早く痩せたいという安易な気持ちから、
無理な食事制限で痩せようとする方が結構いらっしゃるようですが、
痩せられないどころか、体調を崩し、最悪は病気にかかり、
取り返しのつかないことになる恐れがあります。
それよりも、運動などをして
1日あたりの総消費カロリー量を高めることを考えましょう。
ただし、毎日、栄養バランスを考えた適正量分だけの食事を
規則正しく摂るという食事管理ができていることが大前提です。
また、ストレスによる過食が原因で太ってしまった方は、
まずは、ストレスのかからない生活習慣を考えることが先決になります。